【VR】いちゃつきデリヘル紗藤まゆ

全体の流れ
- ベッドの上で横になり待っている男のお客。そこに黄色いセーターとスカートを着たデリヘル嬢まゆちゃん登場。何やらお店と話してコースの確認。ラブラブイチャイチャコースでオプションはパジャマ姿と確認をして電話を切る。「こんにちは。ご指名ありがとうございます、まゆです♪」すかさずお客に挨拶。すると、お客に着替えさせてもらってお客の選んだオプションどおりにワンピースのパジャマ姿になるまゆちゃん。すると部屋の中にあるトランプを発見。「トランプやっちゃいます?」と言ってトランプ遊びにお客を誘うまゆちゃん。二人で仲良くババぬきを開始。そして二人でしばしババぬきに興じる。勝負はまゆちゃんの負けで幕が下りる。
- そしてプレイを開始するまゆちゃん。「さっき負けちゃったから、いっぱいサービスしますね」と言ってキスをしまくるまゆちゃん。するとお客の乳首が固くなっていることに気が付く。「トランプしてた時に私のおっぱいとか見てた?」といたずらっぽく話しかけると、ねっとりと舌でお客の乳首をねぶり回しはじめる。少しずつ息が荒くなっていくまゆちゃん。大きく開いたパジャマの襟元からおっぱいの谷間をのぞかせながら乳首舐めに興じている。そして男性の腰の上に馬乗りになりながらキス。自分の下で勃起しているオチンチンに関心がいく。「見てみちゃおっかな?」と言ってお客のズボンを下ろす。パンツ一丁になるお客。「私の裸も見たいですか?」そう言ってまゆちゃんもパジャマを脱ぎ下着姿に。ブラジャーからは固くなった乳首がはみ出ている。まゆちゃんはお客のパンツを下ろすとすっかり勃起したオチンチンがまゆちゃんの顔の前にそそり立つ。それを指でもてあそぶ。「これ、どうして欲しいです?」といたずらっぽく微笑むと、おもむろにフェラチオを開始するまゆちゃん。「おいしい」と言いながら口とのどを鳴らし、音を立ててフェラチオに耽る。そして手を伸ばし、オチンチンを咥えながらお客の乳首を指でもてあそぶ。「もっと気持ち良くしてあげますね」と耳元で言いながら、オチンチンを手でしごき始める。
- 「ブラジャー外してくれますか?」と言ってお客にブラジャーのホックを外させて、まゆちゃんのオッパイが露になる。するとお客のオチンチンにローションをたっぷりとかける。ローションまみれのオチンチンをしごきながら「今から気持ちいいことしてあげますね」と耳元でささやく。両手で包み込むようにオチンチンをしごくまゆちゃん。今度は「私のお尻、よく見てくださいね」と言いながらお尻をお客に向けてフェラをし続ける。オチンチンが大きくてなかなか口におさまらないようだ。するとお客に向き直り、自身のオマンコをエム字で見せ付けてさわらせる。お客の手が伸び、ぎこちなくオマンコを愛撫し、クリトリスを刺激する。すると、あっという間に腰をガクつかせてイッてしまうまゆちゃん。
- 「じゃあ、次は一緒に気持ちよくなりましょう?」と言ってまゆちゃんは素股を開始。オチンチンを手で押さえつけ、自分のオマンコにこすりつけながら再び絶頂を迎える。お客の手にオッパイをもてあそばれながらキスをする。そうやっていちゃついているうちに誤ってオチンチンが挿入されてしまう。「ああ、入っちゃった…… これ、ナマですよね」と言ってはじめは少し抵抗するそぶりを見せるものの、「あ…… 気持ちいい……」と思わず口走ってしまう。次第に自分から腰を動かし始めて快感に耽っていくまゆちゃん。エム字に股を開き、オチンチンがオマンコに入っている所を見せつけながら腰を動かす。快感に酔いしれたようなまゆちゃん、お客にキスをして今度は後ろ向きに自分で挿入。自ら腰を動かすたびにオマンコがぴちゃぴちゃと音をたてる。
- そして正常位で挿入。すっかり快感の虜になっているまゆちゃんは自ら誘って挿入。おたがいに快感をむさぼる様に腰を動かす二人。やがてお互いに絶頂を迎え、中出し。「また気持ちよくなろうね! お店には内緒だよ?」と締めくくっておしまい。
色んな無駄遣いしか目に付かない作品
何とも感想が言い難い、率直に言って「作ればいいってもんじゃないだろ!」という突っ込みを入れたくなる作品である。
まあ、VRAVではよくあるシチュエーションであるデリヘル物である。しかもダウンロードして驚いたのは前後半あわせて50分超という、VRにしては長尺である。さぞや濃密なシーンが連続して、収まりきれなくての前後半に分けての作品なのだろう。かなり期待してゴーグルをかぶったが、ものの見事に期待はバッチリ裏切られてしまった。
なんだかボロクソ書いているが、作品自体のクオリティがめちゃめちゃ低い、というわけではない。エロシーンは可もなく不可もなく、女優の紗藤まゆちゃんははっきりいって好みな方だ。しかしこの作品、こんなに長く作る必要はなく、はっきりいって無駄な時間がめちゃめちゃ長い。前半に関してはほとんどいらない。プレイに入った最後の五分を後半につなげれば一本で出来てしまう。

その無駄な前半を振り返る。まずはしょっぱな。まゆちゃんはデリヘル嬢の設定なので、客宅に到着した時の電話連絡を入れるのだが、コースがどうとかオプションがどうとか、チンタラした電話のやり取りが一分以上続く。そしてパジャマの衣装オプションなんだそうだ。客に着替えさせてもらうわけだが、色っぽくも扇情的でもなんでもない。極めつけは、何の意味もなくトランプのババぬきのシーンを十分近く見せられる。ただひたすら、フツーにババぬきなのだ。「俺は一体何を見せられてるんだろうか?」と疑問に感じた。おそらくは、恋人のような距離感でプレイするところを見せたい、と思っているのだろうが、いくらデリヘルとはいえ、これからエッチする前に、金を払っている時間を使ってトランプなんかするだろうか?
まゆちゃんの電話のやり取りでは五十分のコースなんだそうな。風俗としては、やることやってちょうど五十分、プレイするにはまあ充分な時間だが、無駄な時間はない。その貴重な時間を使ってトランプなんぞ勧められたら、俺が客ならフロントに即文句を言う。さらにご丁寧にそのトランプのシーンをだらだら見せる必要性がどこにあるのか謎である。このように前半はすべて無意味なシーンと言ってもいい。
どうしてこんなことになるのか。それは作る側が「リアリティ」という言葉を大きく履き違えてしまっているからなのだ。見ている側が望んでいるのは、デリヘルのシステムのリアリティではなく、プレイや女の子の所作のリアリティなのだ。電話のシーンなどはまったく不要だし、客が選んだコースはラブラブいちゃいちゃコースらしいが、プレイ前にトランプすることがイチャイチャなのか? はっきりいって見ている側を馬鹿にしてるとしか思えないし、こんな作品に付き合わされたまゆちゃんはいい迷惑だろう。
そしてプレイ自体も実に平凡で淡白。フェラチオに素股、そして風俗物ではお約束のうっかり挿入と、なんと言うか、全部お決まりのシーンが連続する。いや、作り手の側は「他の作品だって同じようなシーンの連続だろ!」という反論もあるだろう。ごもっとも。しかし、前半の無意味なシーンで興奮がすっかりしぼんでしまった状態で、後半のプレイを見せられてもヴォルテージなんか上がらない。見る側は斜に構えてしまう。散々焦らされて、その上で見せられたものは全て既視感があるシーンばっかりだ。そもそも、前半でデリヘルとしてのリアルを追求するならば、挿入シーンはあってはならないだろう。つまり、無駄なリアルさを見せられることで、茶番的な感じが増してしまうのだ。

女優の紗藤まゆちゃんははっきりいって好みのタイプだ。巨乳を誇る女優さんははっきり言って巨乳なのか太っているだけなのか、わからない人が多い。まゆちゃんはそういう意味でプロポーションはそれほど見事というわけではない。しかし、プロポーションとしては身近な感じがする、それこそリアリティを感じる女体だし、つんと立ち上がった乳首がブラからのぞいている姿ははっきり言って大好物だ。だからこそ、こんな雑なつくりの作品に付き合わされた彼女は災難である。何を見せたくてあの前半を作ったのか聞いてみたい。映像である以上、その映像の時間に応じてお金がかかるはずである。にも拘らず、あの様々な無意味な演出は何の必要があったのか?
VRAVの失敗作の典型といっても言い過ぎではない。もうちょっと真面目に作って欲しい。いくらなんでもこれでは客を舐めすぎだ。まゆちゃんのセクシーさに救われてはいるが、これでは女優さんがかわいそうだ。