【VR】射精コントロール!オナ指示痴女 vol.1

全体の流れ
- オムニバス形式の二本立て。まずは春原未来ちゃん。濃紺のスーツに淡いパープルのブラウス。女教師との個人レッスンの態で始まる。座り方など、先生っぽく注意される。「固くなったオチンチンを見るのが好き」と言いながら、オチンチンを彼女に見せるよう指示される。
- オチンチンを見ながら、興奮し始める未来ちゃん。ブラウスのボタンをはだけさせて、自分でオッパイを揉みしだく。「片手で触ってもいいわよ? 私の手だと思って」と言いながら、彼女の手がこちらのオチンチンをしごくような手つきで挑発してくる。
- オチンチンをしごいている手の動きが続く。そうしているうちに、次第に昂って自分の股間をパンティの上から触りながら、オチンチンを握る力加減からしごく速さまで細かく命令してくる未来ちゃん。耳元で喘ぎ声交じりにオナニーの指示を出し続ける。視聴者が昂ぶりイキそうになった瞬間に「ストップ!」と言ってオナニーを止めさせ、焦らしてくる。
- 再びオナニーするように指示を出し始める未来ちゃん。後ろ向きになると、挑発するようにヒップを見せつけ、腰を動かし始める。煽情的にオナニーの指示を出す未来ちゃん。しかし、ボルテージが上がったと思われるところで再びストップ。いたずらっぽい笑顔で視聴者を徹底的に焦らしていく。
- ようやく最後までイクことを許す未来ちゃん。オナニーを見ているから目の前で精子を出すようにと命令してくる。ブラウスの前を開け自分の胸で精子を受け止めるようなアクションをしながら、射精までのカウントダウンをし始める。やがて射精。「また遊びにいらしてね」と言ってお終い。
- 次の出番は藤本紫媛ちゃん。濃紺のスーツで教師然として教壇に登場。「オナニーのやり方を教えます!」とハイテンションに話し始め、黒板にオチンチンの絵を描いて見せ、オチンチンを出して見せろ、と指示を出す。
- 自分の手を使ってオチンチンの触り方をレクチャーする紫媛ちゃん。いやらしい手つきでオチンチンを愛撫するしぐさをして見せる。いやらしい目つきと淫語を耳元でささやいてくる。
- ジャケットを脱ぎ、ブラウスをはだけさせて、豊満なオッパイをのぞかせる。オチンチンを目の前にして興奮した紫媛ちゃん、指を舐めていやらしい音を立てたり、オッパイを露わにしながら吐息交じりにオナニーの指示を出し続けるが、視聴者がイク寸前になったであろうタイミングで射精を止めるようにストップさせる。
- 教壇に座りながら、ブラウスを脱ぎオッパイを揉んで見せ、パンティの上から股間をまさぐって見せる紫媛ちゃん。射精を止めるよう命令しながらも、さらに誘惑するような目線と吐息でオナニーを指示し続ける。スカートも脱ぎ、パンストも脱いで白いパンティが露わとなる。豊満なオッパイを揺らしながら手でしごく動きをして見せ、射精へと導いていく。カウントダウンと共に射精をさせてフィニッシュ。
VRのスペックを活用した実験作
これまでいくつかのVRのアダルトビデオを鑑賞してきました。そこで共通して言えることは、VRアダルトは映像の性質上、シチュエーション的に「疑似体験系」の作品が多いことと、それと、疑似体験である以上、AV女優にもある程度の「演技力」が要求されることです。アダルトビデオの存在意義はいかに「ヌケるか」と言う所なので、全体の作品の作りがお粗末だと、なえてしまうのです。
今回チョイスしたのは「射精コントロール」。チョイスした理由はただ一点。自分のMッ気。この作品、まあ、一言でいえば、一時話題になった「オナクラ」的な作品です。本作は春原未来さんと藤本紫媛さんがそれぞれ女教師に扮して、こちらにオナニーを指示する、と言うものでした。
二本立てで、トップバッターが未来さん。顔立ちは目元がキリっとしたクールな感じ。うん、顔はすごいストライクゾーン。そんな彼女にあれこれと命令をされながらオナニーするわけです。するわけです…… あれ? 脱がないの? いや、脱ぎましょうよ、ここは! なんか純粋に指示してくるだけなのね。これはこれでアリ? いやぁ…… どうだろうか。物足りなさを感じるのは私だけだろうか。もちろん未来さんはAV嬢なわけだから、脱ぐことそのものに抵抗がある訳ではないと思うんだけど…… もっと言うと、AV女優なんだから脱ぐ以上にエグイことをやっているはずなので、何で脱がないんだろう、何か物足りない。もちろん脱ぐ脱がないは彼女の判断ではない訳ですが。なんだか大ハズレの自販機エロ本をツモってしまった感じが否めません。白状すると、これで「ヌく」のは至難の業。実際自分はフィニッシュまで遠く及ばなかったです。

でもって、藤本紫媛さん登場。男好きする豊満なボディ! スレンダーなプロポーションが魅力的だと思っているのは女性だけで、当の男性はやっぱりムチムチした女性に魅力を感じるもの! いやらしい先生の指示で、すっかりM心を刺激され、これはいける! と思いきや、あれ? なんだろう、気持ちが乗ってこない…… しらけちゃう。途中脱いでもいたし、結構いやらしさも感じてはいるんだけど、エンジンがかからないまま終わっちゃった……
うーん、理由を考えてみると、この作品、いろいろとアラが目立ち、無理がありすぎです。
まず、彼女たちに射精をコントロールされるわけですが、気持ちよくなる前のタイミングでしごくのをやめさせてみたり、気持ちよくないのにイけ! と言ってみたり。当たり前なんだけど、こちら側が向こうのシナリオに乗らない限り、何の意味もないのです。実際、映像の指示通りに行くかと言うと、そうはならない。つまり、映像とこちらの行為がきちんとシンクロしていく必要があり、これはかなり至難の業。映像に合わせないと楽しめないし、こちらの状態と映像の中の指示にズレが出てくると、かなり醒めてしまう。そう感じるのは私だけでしょうかね……

次に、女優たちの「演技力」の問題。なりきりシチュエーションの設定であるならば、これは絶対に必要な要素でしょう。出演している未来ちゃん、紫媛ちゃんとも、残念なことに前半のオナニー指示に入る前の演技に照れのような表情を浮かべているのがノイズになってしまっています。特に紫媛ちゃんの先生のお芝居は無理やり感が強すぎて、これでシチュエーションに没入しろと言う方が無理でしょう。例えば途中で素の声で失笑してしまったり、黒板にオチンチンの絵を描いてみたり、やることが唐突過ぎて、雑な感じしかしないのです。もちろん、これは彼女たちのせいではありません。そういう演出なわけですけど、作品としてそのようなアラを見せていいはずはありません。
VR作品を、ここの所何本か見続けていますが、共通して言えることはVRと言う映像技術がアダルト作品に取り入れられたことで、演技力と言うAV女優に求められるスキルが増えました。酷い言い方にはなりますが、今までの映像のように、AV女優がただ責められて、喘いで、裸を見せていればいいわけではありません。VRの映像は迫力や臨場感と言う意味では申し分ないし、今までの平板な映像に比べれば、没入感がすごいことは事実です。しかし、映像の中の女の子に実在感が強ければ強いほど、見る側としてはそこにリアリティを求めてしまうものです。VR映像は、結果として女優としての高いスキルを必然的に要求することになっているのではないでしょうか。シミュレーション的な映像の展開をしていく以上、その映像の中でしっかり演技してもらえないと、恥ずかしいくらいに醒めてしまいます。今後は、AV女優になるハードルが格段に上がっていくのではないだろうか。そんな予感さえします。
また、AV女優にとってはVR作品においては男性との絡みが特殊なようで、撮影の方法が理由かもしれませんが、男優からの積極的なアプローチがあまり無い分、そこの部分でも演技力が要求されるようです。カメラのことを絡む相手と想定して、見せていかなくてはならないので、感じている表情の見せ方が大切になるようです。
本作品はVRのアダルト作品としては、その映像の性質からしてある意味正統派な作品とも言えますし、男優を使わずに完全に映像の中の女優さんがこちらに話しかけてくると言う演出は、今後の可能性を感じさせてくれる実験作とも言えるでしょう。いい言い方をすればVRアダルトの可能性を感じさせてくれますが、逆の言い方をすれば、VRアダルトの欠点と課題をこれほどまでに浮き彫りにした作品はないのではないでしょうか? ここら辺の問題点をクリアしていかないと、VRの市場は縮小していってしまうと思います。もちろん、未来ちゃんと紫媛ちゃんのファンの人なら、目の前にいるかのような二人に、じっくりといじめてもらえるのでお勧めはあります。しかしVR作品の演出の仕方や映像としての見せ方を、作る側がもっともっと研究する必要があるのではないでしょうか。
作品としての発想は面白いし、VR向きでなので、これらの欠点を克服していけば、このシリーズは楽しみなものにはなると思うのですが…… 次作に期待したいところです。